船員休暇はいつになっても楽しくて待ち遠しいもの。

休暇は船員にとって、大きな魅力の1つではないでしょうか。

しかし、休暇における時間とお金は有限です。

選択肢が多すぎて、結局なにをするのか迷ってしまうのも事実。

今回は賢い船員の休暇の過ごし方について書いていきます。

貯金と資産運用を怠らない

苦労して得た収入が、すべて自分の好きに使って良いお金であるのは間違ありません。

しかし若い頃に貯金をせずに、結婚後泣いた人は多くいます。

私も貯金をせずに浪費し、泣いた先輩船員を沢山見てきました。

逆に資産管理を徹底し、遊ぶお金と貯めるお金に分けて使った方は、余裕も生まれます。

私も事実、5年もの間、沢山遊びながら1000万円を貯めました。

乗船中の手取りが30万円として、賞与休暇手当を合わせて半年で150万円。

休暇で50万円使ったとしても100万円が残り、1年間で200万円です。

実際は手取りが30万円で落ち着くことなく、昇給昇格があるので、余剰金が発生します。

その余剰金で遊びに費やすのも良し、貯金するのも良しといった具合で扱います。

大切なのは、仕組み化です。

例えば別口座を作り、下船後に使えるお金と使わないお金に分けることで浪費を減らします。

ただし日本における銀行の金利は低いことから、増やすことに繋がらず、蓄えておくだけになります。

後先を考えずに浪費するのではなく、退職や倒産、入院などの万が一の時を考えて、判断することが第一ではないでしょうか。

体験や良いサービスに、できる限りのお金と時間を使う

結婚前自由が利く20代、30代でしかできないことは、やはりあります。

「貯金がまず大切」と先に述べましたが、次に旅行一流のサービスを受けるのもオススメです。

むしろ、貯金同等以上の価値を生む場合もあります。

全国行脚や流行りのサービスに乗ってみる、海外旅行などの経験と人との出会いは、後の人生に大きな影響を及ぼします。

私も25歳までに47都道府県を周り、名物料理と言われるものを片っ端から食べたり、バーを飲み歩いてマスターと情報交換したり、友人と海外旅行に行ったりしました。

ゲストハウスで知らぬ人とお酒を飲んだり、次の日にはホテルラウンジで読書をしてみたり…

ある事業のフランチャイズ権を買って、経営者さんと肩を並べてみたりもしました。

その結果、船員から独立後、それまで出会った全ての方々培った知見を結集させて、誰かを喜ばせたり協力することで、使った金額より遥かに高い報酬を得た時もあります。

例え独立しなくても、経験学びから仕事に活かせたり、先輩後輩から一目置かれて環境味方に付けることもできます。

全国津々浦々に足を運び、テレビやSNSでは取り上げられない現実を目の当たりにすると、自分がいかに井の中の蛙なのか分かるものです。

良い体験に出会い、成長に繋げることが、結局のところ、長期的に見た場合の費用対効果がもっとも高いと言えます。

家族や親戚、恩師との時間を作る

五体満足で船に乗って、高収入を得られているのは、紛れもなく家族恩師などの大切な人のお陰です。

乗船休暇ともに充実した生活を送ると、感謝の気持ちは膨らみます。

人は食事に誘ってお礼を述べるだけでも、些細なプレゼントでも嬉しいものです。

有り難く思う気持ちと、恩に報いる姿勢は喜ばれますし、形を変えて返ってくることが多いのです。

やってもらって当たり前ではなく、当たり前のようにやってくれて有り難いと思う気持ちが、大切なのではないでしょうか。

当時は、先輩船員からもよく「親に感謝をしろ」としつこく言われました。

乗船中に亡くなってしまった親や親戚も多いからこその教訓です。

いつまでも元気な人はいません。

大切な人も、時間が経てば年老い、やがて死を迎えます。

事故病気もあります。

そういった無常世の中だからこそ、日頃から感謝を伝えるべきではないでしょうか。

無益な休暇を過ごし、高級車に乗り、高い時計をしても、荒んだ人格はすぐにバレます。

例えお金に失敗しても、いつでもやり直せるし、学びを活かせるのが船員という働き方です。

貴重な休暇を有意義に過ごし、内外ともに豊かになることが大切ではないでしょうか。