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海運業界

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【船の食料金の相場は1,400円/日】上がり続ける物価と食料金

船員にとって大きな楽しみである食事。 その食事にかかる費用は「食料金」として1日または月単位で、勤め先の船会社に最低限保証されています。 2022年から値上げが加速し、なお物価が上がっている現在、どのような変化があるのでしょうか? 物価に伴い、食料金を上げる会社がほとんど 総務省統計局「小売物価統計

【船員法改正で変わる海運業】労働時間・人間関係の悩みが減る時代へ

2022年4月に改正された船員法。 「船の働き方改革」として施行から半年以上たった今、船内環境が改善した船も出てきました。 周囲の船員に聞いたことを元に、実際にどのような変化があったのか解説していきます。 荷主を巻き込む施策だからこそ効果を期待できるが、運航会社には負担も 船員法の改正は大きく2つに

【搾取される海運会社・暴利を貪る制作会社】ホームページ(Web)制作が高額な理由と対策

海運会社さんとお話をすると、残念なお話を聞く機会が少なくありません。 確認させていただくとビジュアルは良く、写真や動画も美しい、業務内容もキレイに説明されています。 しかし肝心の成果が出ない。 一見は万人受けしそうなサイトに見えるが、重要な部分が抜け落ちているケースが往々にしてあります。 Web制作

離島航路はすでに限界?船員の視点から問題点を深堀りしてみた

離島とは、伊豆諸島や瀬戸内界に浮かぶ有人島を指します。 なくてはならない航路が故に、国からの補助金が出ることもあります。 民間会社だけではなく、第3セクターが手綱を握ることも多いのです。 最近取り上げられた粟島汽船も、第3セクターでした。 給料水増し問題で「働きすぎ」や「過酷な労働」と記事になりまし

内航船の深刻な人手不足…元航海士が原因と対策を考察してみた

「海運業界は人手不足だ」私が新人だった18歳から言われています。 10年以上経った今も言われていますが、以前と比べて緊急性が増した印象です。 緊急性が増した原因、それは団塊世代の引退が考えられます。 「海運業に就職する人数」と「退職する人数」が従来通りの割合だったとしても、重役クラスに就いている団塊

【WordPressでWebサイトをつくる!】エックスサーバーとお名前.comの連携からご紹介

Webディレクターをしていると、周りの会社さんや友人から「Webサイトの作り方を教えて欲しい!」と言われます。 WordPressでの構築が一般的である反面、難しい印象を受けるようです。 しかしエラー対応などの細かいことは抜きにして、流れだけを理解することは比較的、簡単です。 今回はサイト構築につい

入社前後のギャップはなぜ生まれる?面接前に必要な心構えとは

入社前に聞いていたことちがう… いざ職場に出てみると、入社前とのギャップを感じることは少なくないと思います。 ギャップとは、仕事内容や労働時間、昇給、休日など仕事に関わるあらゆる要素を指すもので、差が激しいほど、転職を考える機会も増えます。 そのため、今まで考えていた人生設計に支障をきた

早期退職の約4割は人間関係…船員の離職原因と対策について調べてみた

大きなコストを掛けて採用した社員が、あっさり辞めてしまうのも会社にとって痛手ですよね…。 仕事や人間関係で早期離職する者は、全体の 64%を占め、船内における仕事、プライベートの悩みにより早期離職を選ぶ傾向が大きい。 出典元:⽇本航海学会論⽂集 第130巻 第129回講演会にて講演.若年

【旅客・貨物輸送以外に収益を】海運会社の新規事業について考える

海運業の主な収益源は旅客・貨物輸送です。 しかし「輸送」を少し分解すると、貨客単価や数量、客数、距離、航海数、物価に影響を受けてしまうため、不安定と言わざるを得ません。 海運会社が海運業だけで事業を継続をしていくにも、難しい世の中になったと言っても過言ではありません。 とある大手の会社でも、海運は会

明日の海運業を考える!第2回船員オンラインミーティング〜福利厚生編〜

「みんなの会社待遇って、どうなってるんだろう?」 「ウチの会社だけ、すこし特別なのでは?」 管理職になりつつある30代船員は、新人時代によく見た単なる「隣の芝生は青く見える」現象ではなく、周りの会社を参考にしながら自分が所属する会社の改善策を洗い出し、より仕事をしやすい環境を作り出すことに熱意を持っ

明日の海運業を考える!第1回船員オンラインミーティング

海運業界をおもしろくさせたい人って、俺たち以外に絶対いるはずだよね? 親友との話し合いの末、始まったミーティングです。 海上技術学校時代の親しい仲間たちにダメ元で周知し、いざ開始したら合計5名の仲間が参加してくれました! 本日の参加者 M汽船 コンテナ船 船長 Nさん N海運 セメント船 次一機士

人材採用に役立つ!海運会社もおさえておきたい「採用ブランディング」とは

採用面接の申込みは多いが、希望とする船員が来ない… 最近は仕事の都合上、海運会社の担当者とお話する機会が増えたこともあり、よく耳にする言葉です。 いわゆる採用のミスマッチと呼ばれるものです。 他にも、採用したものの長続きしない、他の船員とトラブルが発生してしまうなども、ミスマッチの1つと